【記事元(神戸経済新聞) https://kobe.keizai.biz/headline/3291/】
鶏料理とおばんざい「喜々(きき)」(神戸市中央区中山手通1、TEL 078-335-7887)が2月7日、三宮・生田東門商店街(通称=東門街)の裏路地にある富士ビル1階にオープンした。
食に関わる仕事がしたいと管理栄養士の資格を取得した店主の藤本千賀子さん。「(食の仕事の中でも)飲食店で働く方が自分に向いているのでは」と焼き鳥店で働き始めた。次第に自分の店を持ちたいという気持ちが強くなった藤本さんは一昨年、焼き鳥店を退職。昼は食器店、夜は飲食店で働きながら開業資金をため、希望であった路面店の物件が見つかったことで、自身の店の開業にこぎ着けた。
店舗面積は12坪。席数は、テーブル席16席、カウンター席4席のほか、4席の半個室を用意する。中2階フロアが6席の個室として利用でき、最大20人の貸し切り利用にも対応する。喫煙可能。店内はクリーム色と木目を基調とし、オレンジ系の椅子をアクセントに温かみのある落ち着いた和の空間を演出する。店名は藤本さんの母が8年ほど前まで須磨で営んでいた居酒屋の名前をそのまま付けたという。
看板メニューは、宮崎県の地鶏ブランド「みやざき地頭鶏(みやざきじとっこ)」を使った料理と藤本さんが旬の食材を使って作る日替わりの「おばんざい」。藤本さんは「じとっこは、本場・宮崎の調理方法にこだわり提供している」と話す。
メニューは、「名物宮崎地鶏もも炙(あぶ)り焼き」(大=1,500円、小=1,000円)、「チキン南蛮(もも・ムネ)」(850円)、「親子丼(漬物付き)」(680円)、日替わりのおばんざい(250円~)などを用意。おまかせコース(3,000円~)も提供する。
ドリンクは、ビール・焼酎(以上500円~)、チューハイ(400円)、九州サワー各種(480円)、ハイボール(300円~)、グラスワイン(500円)、日本酒(1合380円~)、ソフトドリンク(300円)などをそろえる。
藤本さんは「お客さまとのコミュニケーションを大切にし、アットホームな店を目指したいので、日々の夕食としても気軽にお寄りいただければ」とほほ笑む。「夢は大きく将来的には店舗展開も視野に入れている。多くの方に食べていただき知ってもらいたい」とも。
営業時間は17時~翌1時30分。